11月8日（金）に開催されるエンジェル投資家＆スタートアップマッチングイベント開催に先駆けて、今回11月1日（金）に中国NBC会議室にて「エンジェル投資家向け＆スタートアップ向け事前勉強会（セミナー）」を開催し、総勢15名の参加頂きました。

講師を務めて頂いた事業創造キャピタル株式会社の佐藤社長（JNBの参与も兼任）から、主にエンジェル投資における一般的な投資手法や投資契約、エンジェル税制等を講義頂きました。特にスタートアップのプレゼン内容では、「➀なぜその事業に取り組むのか？②事業モデル（競争優位性）は？③市場規模は？④売上が上がる根拠（数値化）は？⑤EXIT（方向性）は？」がエンジェル投資家が知りたい事であること、個別交渉（具体的な投資条件等交渉）の際は、「エンジェル投資家にははっきりと最初にハンズオン（経営にも関与してもらい口を出してもらいたいのか）、ハンズイフ（経営には口を出さず、スタートアップが困ったときだけ相談にのってもらいたいのか）なのかのスタンスもはっきりし主張した方がよいとのことを述べられていた。

スタートアップから「当社のような上場を目指すようなビジネスモデルではないようなEXITについて、投資家には何を主張して投資を募ったらよいのか？」という質問に対し、佐藤社長より「なぜその事業に取り組むのかの理念を語った方がよい」とアドバイスされたり、オブザーバーから「ハンズオフとかは投資契約に条項をつけるのが一般的な手法なのか？」という質問に対し、佐藤社長より「投資契約に条項を記載するか否かはスタートアップとの協議だが、基本は投資契約には条項をつけずに口頭で確認するのが一般的である。（よってエンジェル投資家の性格をよく見極める必要有）」と回答されるなど、活発な質疑応答が交わされ、エンジェル投資家側、スタートアップ側ともに、非常に参考となる勉強会でした。

＜勉強会（セミナー）の様子＞

（一社）中国地域ニュービジネス協議会　担当　黒田/杉山